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2026.06.26

INFO

【発起人挨拶】実行委員長 Mーサリー

~音楽は、人生にそっと寄り添い、人を前へ進ませる力がある~

私はこれまで、ジャズシンガーとして全国様々な場所で歌ってきました。

ライブハウス、ホール、ラジオ、テレビ、そして時には小さな街の片隅でも。

その中で、ずっと感じ続けてきたことがあります。

それは、

音楽は“特別な人のためだけのものではない”ということです。

嬉しい時。

悲しい時。

苦しくて立ち止まりそうな時。

音楽はいつも、誰かの人生のそばにいる。

私はそんな瞬間を、何度も見てきました。

だからこそ、ただ「上手に歌う」だけでは意味がないと思っています。

本当に大切なのは、

その歌が誰かの心に寄り添えるかどうか。

私は昔から、ジャズという音楽に強く惹かれてきました。

ジャズは、決して“完成された音楽”ではありません。

その日の空気。

共演者。

お客様。

感情。

人生。

すべてが混ざり合って、一期一会の音楽になる。

だから私は、ジャズには“人間そのもの”が出ると思っています。

うまくいかない日もある。

迷う日もある。

でも、それさえも音になる。

だから私は、ジャズが好きなんです。

そんな中で、ジョンパパと出会い、屋久島という場所に出会いました。

初めてこの島に来た時、強く感じたことがあります。

「この島には、本物の音楽が似合う」

それは景色だけではありません。

山の静けさ。

風の音。

雨の匂い。

そして、人の温かさ。

屋久島には、“聴く力”があるんです。

都会のように情報が溢れ続ける場所ではなく、

ちゃんと音楽を感じられる空気が、この島にはある。

だから私は、この場所で音楽文化を育てたいと思いました。

最初は、本当に小さなライブでした。

決して大きなイベントではない。

でも、不思議と人の心に残る時間になっていった。

回を重ねるごとに、少しずつ仲間が増え、

「またやってほしい」

「次も絶対行きます」

そんな声をいただくようになりました。

そして、気付いたんです。

これは単なるライブではなく、

“屋久島の未来に残る文化づくり”なんだと。

だから今回、名称も「ジャズ」に限定しませんでした。

ジャズだけではなく、

ブルース、民族音楽、島唄、クラシック、ゴスペル、アコースティック——

音楽には、本来、境界線なんてない。

私はそう思っています。

ジャンルを超えて、

世代を超えて、

国を超えて、

音楽で人と人がつながる。

それが

「ワールドミュージック in 屋久島」

という名前に込めた想いです。

私は長年歌ってきましたが、最近特に感じることがあります。

“人は、人に救われる”

そして音楽には、その“きっかけ”を作る力がある。

このイベントを通して、

誰かが勇気を持てるかもしれない。

人生が変わる出会いがあるかもしれない。

子どもたちが夢を持つかもしれない。

そう思うと、私は本気でこの活動を続けたいと思えるんです。

私は、このイベントを“一度きり”で終わらせるつもりはありません。

10年後。

20年後。

屋久島に、

「毎年、世界中から音楽家が集まる」

「子どもたちが音楽を身近に感じながら育つ」

そんな未来を、本気で作りたい。

屋久島には、その力があります。

自然だけではなく、

人にも、文化にも、大きな可能性がある。

だからこそ私は、この場所から新しい音楽文化を発信していきたいと思っています。

音楽は、人を癒します。

励まします。

寄り添います。

そして、前へ進ませてくれます。

この島で生まれる音楽が、

誰かの人生の小さな灯りになれば嬉しいです。

ぜひ、屋久島でしか生まれない音楽の時間を、一緒に感じてください。

— Mーサリー